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ヘルパンギーナ感染時の食事の注意点、保育園・幼稚園への登園再開までの期間など

ヘルパンギーナは口や喉の痛みを伴う

ヘルパンギーナは口や喉の痛みを伴うため、ヘルパンギーナ感染時は、刺激の強い食事や、味の濃いものを摂取するのは控え、できるだけ刺激の少なく、味の薄いもので水分や栄養の補給を行うよう心がけます。

柑橘類はビタミンCが多く含まれていますが、刺激が強いので避けたほうが賢明でしょう。

登校・登園はいつから?

子供がヘルパンギーナに感染した場合、登校・登園はいつから再開すればいいのかという問題があります。

ヘルパンギーナの症状のうち、高熱は2〜3日程度で徐々に収まり、口腔内の水泡も2〜3日程度で表面が自然にやぶれ、1週間ほどで皮膚が回復します。

ヘルパンギーナは学校保健法による明確な登校停止基準がないため、出席停止扱いはされず、本人が元気であれば感染していても登校・登園してかまいません。

しかし、ヘルパンギーナは、大流行して欠席者が増え、授業に支障をきたしそうな場合や、保護者の間から要望が出た場合については、学校長が学校医と相談し、第三種学校伝染病として扱う可能性もある病気とされています。


ちなみに今年は、手足口病・ヘルパンギーナが7月から大流行しており、各地で国立感染症研究所感染症情報センターが提供している流行発生警報(大きな流行の発生・継続が疑われる)基準(手足口病・ヘルパンギーナの場合定点医療機関当たりの患者数5.0人)を超える事態になりました。

さらなるヘルパンギーナの流行拡大を防止する意味でも、発症後の登園・登校は、症状が治まり、1〜2日程度様子をみた後で決定するのが適切と言えるでしょう。

ただし、ヘルパンギーナの症状が治まり回復期に入った後でも、3週間程度は便からウイルスが排出され、便に触れた手などから感染することがあるため、トイレ後の手洗いを徹底させるようにし、タオルなどの共用は極力控える必要があります。
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